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スナック ジュゴン

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    スナック ジュゴン
    波模様の壁の前に並ぶ青い椅子

    木曜の夜、週末の手前で

    木曜の夜に飲むなら何を考えておくとよいか。金曜の混雑を避ける選択肢としての木曜、翌日が仕事という前提での飲み方、短く切り上げる工夫、そして西荻窪の木曜の街の様子をまとめました。

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    写真:Japanexperterna.seCC BY-SA 3.0/ウィキメディア・コモンズ)

    木曜の飲みは、週のなかで少し特殊な位置にある。月曜から水曜までの重さは抜けているのに、金曜のようには開き直れない。翌日はまだ仕事で、それでも週末の輪郭は見えている。この中途半端さを持てあまして検索する人は多いようで、「木曜 飲み」という言葉には、行くか行かないかを決めかねている気配がある。ここでは木曜の夜という時間帯の性質と、金曜を避けて木曜に飲む人が何を得ているのかを整理してみる。

    週の重心が移る曜日

    外食の機会が週末に向かって増えていくことは、一般に知られている。月曜は最も外で飲まれない曜日で、火曜、水曜と少しずつ戻り、木曜から金曜にかけて跳ね上がる。木曜はその立ち上がりの途中にあたる。

    体感としても、木曜には週の山を越えた感覚がある。多くの職場では締め切りや会議が水曜あたりに集中し、木曜には処理の見通しが立っている。金曜は金曜で、週末に持ち越せない仕事を片づける日になりやすい。そう考えると、木曜の夜は一週間のなかで最も予定が空きやすい夜だとも言える。誘う側も誘われる側も、前後の日ほど埋まっていない。

    金曜を避けるという選択

    金曜の夜に飲むのは、合理的なようでいて不便も多い。店は混み、席は選べず、注文は通りにくくなる。カラオケのある店なら順番が回ってくるまで時間がかかる。終電近くの駅は人であふれ、タクシーもつかまりにくい。週末前の解放感と引き換えに、落ち着いて飲む条件はかなり失われている。

    この混雑を避けるために、意識的に木曜を選ぶ人がいる。金曜の代わりに木曜を使うという発想だ。金曜の混み方は金曜の夜と西荻窪の混雑に書いたが、要するに、同じ内容の飲みなら一日前倒したほうが快適になりやすい。

    理由はもうひとつある。金曜に予定を入れると、その夜は週末の一日目になってしまう。土日と地続きになり、翌日の午前がつぶれることもある。木曜であれば、飲んだ翌日は普通に出勤し、そのあとに週末が丸ごと残る。週末を削らずに済むという点で、木曜は効率がいい。

    ただし、木曜だから空いているとは限らない。連休の前や年末の時期には、木曜が実質的な週末前夜になる。飲み会シーズンの木曜は金曜と変わらない混み方をすることもあるので、曜日そのものより、その週のカレンダーを見て判断したほうが確実だ。

    木曜の西荻窪

    西荻窪の夜は、駅の南北で表情が違う。北口はアーケードと商店街の並びに居酒屋が多く、南口側は路地に小さな店が点在している。金曜には北口の通りが賑やかになるが、木曜はそこまでの密度にならない。人の流れが早めに落ち着き、二軒目に移る時間帯でも歩きやすい。

    西荻窪はもともと、地元の人が中心の街だ。吉祥寺や荻窪のような大きな商業集積がないぶん、平日の夜は生活圏としての顔が強く出る。木曜はその性格が最もはっきりする曜日かもしれない。仕事帰りに一杯だけ寄る人が中心で、遠方から目的を持って来る人は金曜ほど多くない。街の歩き方は西荻窪の飲み屋街ガイドにまとめてある。

    翌日が仕事という前提

    木曜の飲みで最も重要な条件は、翌日が平日だということだ。この前提を忘れると、木曜は単に金曜の前借りになって、金曜の仕事を崩してしまう。

    翌日に響かせないためには、飲み方そのものを設計する必要がある。一般に、アルコールの分解には個人差があり、体格や飲む速度、食事の有無によって翌朝の残り方が変わるとされる。空腹のまま強い酒を急いで飲めば、量が少なくても翌日に影響しやすい。逆に、食事をとったうえで水を挟みながらゆっくり飲めば、同じ量でも体感は違ってくる。

    もうひとつは、終わりの時刻を先に決めておくこと。飲み始めてから判断するのは難しい。店に入る前に終電の一本前を目安にしておくと迷いが減る。駅からの距離が近い店を選んでおくと、時間の読みも立てやすい。

    短く切り上げる飲み方

    木曜に向いているのは、長く居座らずに濃度で満足する飲み方だ。具体的にはいくつかある。

    一軒で完結させる。移動には思ったより時間がかかる。店を変えるたびに席につくまでの時間が積み上がり、気づけば一時間が消えている。木曜は一軒に絞ったほうが、同じ時間でも中身が濃くなる。

    小さい店を選ぶ。カウンターだけの店は、注文から一杯目までが早い。スナックのようにカウンター中心の業態は、もともと短時間で寄る使い方と相性がいい。この席の成り立ちはカウンター席で過ごすで書いた。

    会計の形式を確認しておく。時間で加算される料金体系の店なら、短く切り上げるほど支払いは軽くなる。一方、当店のようにチャージが1名4,000円で時間無制限という形なら、滞在時間の長短で金額は変わらない。どちらが良いという話ではなく、短時間で帰る予定なら前者、一杯をゆっくり味わうなら後者が合う。

    歌うなら早い時間に。カラオケのある店では、遅い時間ほど順番が詰まる。木曜のように早めに帰る日は、入店後すぐに一曲入れてしまったほうが確実だ。

    木曜に一杯だけ寄る

    木曜の飲みは、週末の代わりではなく、週末の前に一度息を抜く時間に近い。金曜のように盛り上がりを求めるのではなく、その週にあったことを一度置いてから、残りの一日に向かう。短く、静かに終われることが、この曜日の使いどころだと思う。

    当店は21時から営業し、水曜だけ休んでいる。西荻窪駅から徒歩1分の地下、カウンター8席だけの小さな店で、壁は青い波模様、椅子は一脚ずつ色が違う。短い時間でも寄りやすいつくりになっている。

    なお、当店は喫煙目的店のため、20歳未満の方はご入店いただけません。

    よくあるご質問

    木曜は金曜より空いていますか

    一般に外食の機会は週末に向かって増えるため、木曜は金曜ほど混みにくい傾向があります。ただし連休前や年末など、木曜が実質的な週末前夜になる週は金曜と変わらない混み方をすることもあります。

    翌日が仕事の日に飲むとき、気をつけることはありますか

    アルコールの分解には個人差がありますが、空腹のまま急いで飲むと量が少なくても翌日に残りやすいとされます。食事をとったうえで水を挟み、店に入る前に終わりの時刻を決めておくと切り上げやすくなります。

    短い時間だけ寄ることもできますか

    できます。当店はチャージが時間無制限のため、滞在時間の長短で金額は変わりません。カウンター8席だけの店なので、一杯だけ飲んで帰る使い方にも向いています。

    木曜は営業していますか

    営業しています。営業は21時からで、定休日は毎週水曜のみです。

    スナック ジュゴン西荻窪駅徒歩1分

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    監修: スナック ジュゴン公開

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