
給料日のあとの一週間は、飲み屋の一か月でもっとも読みやすい周期です。給料日 飲みという組み合わせで検索する人が知りたいのは、たぶん「いつ行くと混むのか」「いくら使うつもりで出ればいいのか」の二つでしょう。この記事では、給与の支払われ方という制度の話から、街の人出が動く理由、予算の決め方までを一般論として整理します。
25日という日が持つ意味
日本の会社員の給料日は25日が多いとよく言われます。月末締めの取引先への支払いに間に合わせつつ、従業員への支払いも月内に済ませるという事務の都合が、長い時間をかけて慣習として固まったものです。労働基準法は賃金を毎月1回以上、一定の期日に支払うことを定めていますが、その日が何日かまでは決めていません。25日、あるいは15日や10日に集中するのは、法律ではなく実務の積み重ねです。
さらに、給料日が土日祝にあたる月は前倒しで支払われるのが一般的です。23日や24日が実質的な給料日になる月もあるので、カレンダー上の25日だけを見ていると読みが外れます。
給料日が月の後半に寄っているということは、一か月を二つの季節に分けているのと同じです。前半は前の月の残りで過ごし、後半は新しいお金で過ごす。この二季制が飲み屋の一か月をおおまかに形づくっています。
街の人出が動く理由
給料日後に飲食店が混みやすいという話は経験則としてよく語られますが、仕組みは単純です。人は「使ってよい金額の見通しが立った直後」に予定を入れます。誘う側も同じで、送別会や慰労会のような複数人の集まりは、参加者全員の財布の都合を考えると給料日後に置くほうが集まりやすい。結果として、金曜と給料日が近い週には約束が重なります。
反対に給料日前の数日は、同じ街でも歩いている人の数が目に見えて変わります。西荻窪のように駅前に飲食店が集まっている街では、この差が通りの見え方にそのまま出ます。駅から店までの距離が短いぶん、人の流れの濃淡が分かりやすいのです。街の歩き方は西荻窪の飲み屋街の歩き方にまとめています。
もうひとつ、給料日後は知らない店の扉を開ける人が増えやすい時期でもあります。予算に余裕があるときのほうが、初めての一軒に踏み込むハードルは下がる。気になっていた店を試すなら都合のよい週です。扉の開け方に不安があるならスナックのドアの開け方をご覧ください。
曜日と重なるとどうなるか
給料日の周期は、曜日の周期と重なって効きます。一般に、飲食店がもっとも混み合うのは金曜で、次いで木曜と土曜だと言われます。ここに給料日が乗ると、混雑は足し算ではなく掛け算のように働きます。25日が金曜の月は、その週が一か月で最も賑やかになりやすい。
裏を返せば、給料日後でも曜日をずらせば落ち着いて過ごせます。月曜や火曜は、給料日後であっても週末ほどは混みません。カウンターでゆっくり過ごしたい人や、初めてで気後れしている人には、この「給料日後の平日前半」が条件のよい時間帯にあたります。当店は毎週水曜が定休で、営業は21時からです。
予算を先に決めるという方法
給料日後に使いすぎて月末に困る、という悩みへの対処として、家計の世界では昔から「先に取り分ける」やり方が知られています。給与が入った時点で交際費の枠を月単位で決めてしまい、その範囲で飲む。月の前半にまとめて使っても、枠を超えていなければよいという考え方です。
この方法が飲み屋と相性がよいのは、業態によって会計の作りが違うからです。一般に、居酒屋は注文した品の合計で会計が決まるため事前に総額を読みにくい。一方でスナックのように席料(チャージ)が先に決まっている業態は、「席料+飲んだ分」という二層構造になるので上限の見当をつけやすい面があります。当店のチャージは1名4,000円で時間無制限、女性は1,000円引きです。料金の構造はスナックの料金の仕組みで整理しました。
予算を伝えるのは遠慮でも失礼でもありません。多くのスナックでは、注文前に「今日はこのくらいで」と伝えれば、その範囲で選べます。ボトルを預けるかショットで頼むかも予算次第の選択です。通う前提ならボトルのほうが一杯あたりは下がりますが、最初の一回で決める必要はありません。
月末の静かさにも用がある
月末、つまり給料日前の数日は街が静まります。この時期をつまらない期間と見るか狙い目と見るかで、飲み方はずいぶん変わります。
カウンターだけの小さな店では、席の埋まり方がそのまま音量になります。落ち着いて話したい人、初めてで様子を見たい人には静かな夜のほうが向いています。カラオケを歌う人にとっても、順番の巡りが早いぶん自分のペースで選べます。
回数を減らして一回の質を上げる調整も月末には合理的です。週に二回を一回にして、そのぶんゆっくり過ごす。時間制限のない店なら、この使い方は無理なく成り立ちます。会計の仕組みは料金システムで確かめられます。
周期を知っていると選べる
給料日後は混みやすく、月末は静か。これは善し悪しではなく、どちらにも向いた過ごし方があるという話です。賑やかな夜に人と行くなら給料日後の週末、一人で落ち着きたいなら月末の平日、というように、周期を知っていれば夜の選び方に幅が出ます。
給与の支払日という制度が街の人出をつくり、その人出が店の空気をつくる。給料日は単なる入金日ではなく、一か月の飲み方を設計する起点です。次の25日が何曜日かを確かめるところから、翌月の予定は組めます。
なお、当店は喫煙目的店のため、20歳未満の方はご入店いただけません。
よくあるご質問
給料日のあとは飲み屋が混みますか?
一般に、給料日後は予算の見通しが立つため予定が入りやすく、飲食店は混み合う傾向があるとされています。特に給料日と金曜が近い週は約束が重なりやすくなります。落ち着いて過ごしたい場合は、同じ週でも月曜や火曜に寄せると混雑を避けやすくなります。
日本の給料日はなぜ25日が多いのですか?
労働基準法は毎月1回以上、一定の期日に賃金を支払うことを定めていますが、日付までは決めていません。月末締めの支払いに間に合わせつつ月内に給与を払うという事務の都合が慣習として固まり、25日や15日、10日に集中したと言われます。
飲み代の予算はどう決めればよいですか?
給与が入った時点で交際費の枠を月単位で決め、その範囲で飲むやり方が知られています。スナックのように席料が先に決まっている業態は、席料と飲んだ分の二層構造になるため上限の見当をつけやすい面があります。注文前に予算を伝えていただいても構いません。
月末に行くと何かよいことはありますか?
給料日前の数日は街が静まる傾向があります。カウンターだけの小さな店では席の埋まり方がそのまま音量になるため、落ち着いて話したい方や初めてで様子を見たい方には向いた時期です。カラオケも順番の巡りが早くなります。
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監修: スナック ジュゴン公開

