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スナック ジュゴン

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    スナック ジュゴン
    波模様の壁の前に並ぶ青い椅子

    スナックで仕事の話をするとき - 職業は明かさなくていい

    スナックで仕事の話をどこまでするか。職業は明かさなくてよい業態であることを成り立ちから説明し、聞かれたときの答え方、話さなくてよいこと、愚痴の扱い方、話が向く時間帯、話しすぎた翌日の考え方までを一般論として整理します。

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    写真:not researchedCC BY 4.0/ウィキメディア・コモンズ)

    スナックで仕事の話をするとき、どこまで話していいのか迷う方は少なくありません。結論から言えば、スナックは職業を明かさなくても成り立つ場所です。そう言える理由を業態の成り立ちから説明し、聞かれたときの答え方、愚痴の扱い方、切り上げ方までを一般論として整理します。

    職業を聞かれたときの答え方

    一般に、最初の質問は「このあたりの方ですか」「お仕事帰りですか」あたりから始まります。職業そのものを問うというより、会話の糸口を探しているだけのことが多いものです。答え方には段階があり、粗いほうから並べると次のようになります。

    答え方開示の度合い
    方向だけ「事務みたいなものです」ごく浅い
    業種まで「建設関係です」浅い
    職種まで「経理をやっています」中くらい
    勤め先まで社名を挙げる深い

    多くの場合、二段目までで会話は続きます。「建設関係です」と言えば、相手は「じゃあ朝が早いんですね」と生活の話に移れます。逆に社名まで出すと話題がその会社の事情に寄ってしまい、休みに来たはずが説明役になることもあります。

    ぼかすことに後ろめたさを感じる必要はありません。「まあ、堅いところです」といった返しは、拒否ではなく会話の作法として受け取られます。

    名乗らない前提で成り立ってきた業態

    そもそもスナックは、素性を明かさずに座れることを前提に育ってきた場所です。飲食店営業の枠で深夜まで営業する業態として一般に広まったのは1960年代以降とされ、以来、カウンター越しに短い会話を交わして帰る形が続いてきました。近い業態と比べると、その性格がはっきりします。

    • 居酒屋: 卓ごとに独立しており、そもそも身の上を聞かれにくい
    • バー: 一人客が多く、沈黙が許容される。会話は客から始めることが多い
    • スナック: カウンター越しに会話が生まれやすい一方、名前も職業も任意

    つまりスナックは「会話はあるが、身元は問われない」という組み合わせを持っています。名前も、あだ名や下の名前だけということが珍しくありません。職業を明かさないのは例外的な振る舞いではなく、この業態のもともとの姿に沿った過ごし方です。当店でも来店時に記名をお願いすることはありません。初めての方の過ごし方ははじめての方へにまとめています。

    話さなくてよいこと

    取引先の名前、進行中の案件、社内の人事。これらは、話さないほうがよい以前に、話す必要がない事柄です。カウンターは公共の空間で、両隣に人がいます。声は思っているより通ります。

    判断に迷ったときは「その話を、社内の人が隣で聞いていても困らないか」の一点で足ります。困るなら、その場では置いておきます。話題を変えたいときは「今日はその話はやめておきます」と言えば済みますし、カラオケのある店なら、曲を入れて区切りをつけることもできます。当店のカラオケの使い方はカラオケをご覧ください。初めての街での距離の取り方は出張・一人飲みでスナックへでも触れています。

    愚痴という話題の扱い

    仕事帰りに飲む理由の一つが、抱えているものを一度外に出すことです。愚痴そのものは悪い話題ではありません。ただ、扱い方で場の温度が変わります。一般に、扱いやすい愚痴には形があります。

    1. 固有名詞を出さない(「上の人が」で足りる)
    2. 事情の説明を短くする(前提が長いほど聞き手は退屈する)
    3. 解決を求めない(助言を求めると、相手は答えを探す義務を負う)
    4. 一度出したら別の話題に移る

    とくに四つ目が効きます。同じ話を繰り返すと聞き手は同じ相槌しか打てなくなり、自分でも消化した感覚が薄れます。一度こぼして別の話に移り、しばらくしてまた少し戻る。このくらいの間隔が、双方に負担の少ない形です。

    また、愚痴は同業者より事情を知らない人に向けたほうが軽くなることがあります。背景を知らない相手には、説明のために言葉を整える必要があり、その過程で輪郭がはっきりするからです。

    仕事の話が向く時間帯

    同じ話でも、時間帯によって収まりが変わります。一般に、店が開いて間もない時間は声の届く範囲が狭く、込み入った話も落ち着いて話せます。夜が深まるとカラオケが入り、会話は短く軽いものが中心になります。長い話は途切れやすく、続きを話そうとしても間が空きます。この時間帯には、その場で完結する話題のほうが合います。

    当店は21:00開店で、毎週水曜が定休です。営業時間の考え方は営業時間に、一人で来るときの過ごし方はひとりで行くにまとめています。仕事帰りにそのまま寄るか、一軒目のあとに寄るかでも話の質は変わります。一軒目である程度話してから来ると、同じ話題を繰り返しがちです。

    話しすぎたと思った翌日

    帰り道や翌朝に「あれは言いすぎたかもしれない」と思うことがあります。多くの場合、思っているほど相手は覚えていません。スナックの会話は、その場で流れて消える種類のものです。

    それでも気になるなら、次に行ったときに「この前は長々とすみません」と一言触れておけば足ります。説明を足すと、かえって話を長くしてしまいます。守秘に関わることを口にしたと気づいた場合は事情が違い、必要な手当ては勤め先の手順に従ってください。その上で、次からは同じ話題を持ち込まないという線引きだけしておけば十分です。

    話す量を自分で調整したいときは、滞在の長さを先に決めておくのも一つの方法です。当店はチャージが時間無制限なので、短く切り上げることもゆっくり過ごすこともできます。料金の考え方は料金システムをご覧ください。

    職業を明かさずに座れること、話したことがその場で流れること。この二つが揃っているから、仕事の話をしてもしなくても、どちらでも成り立ちます。西荻窪で一日を終えるとき、話す気分でも黙って飲む気分でも、同じように使っていただければと思います。なお、当店は喫煙目的店のため、20歳未満の方はご入店いただけません。

    よくあるご質問

    職業を聞かれたら答えないといけませんか?

    いいえ。スナックはもともと名乗りが任意の業態で、業種の方向だけ伝えるか、答えずにいても構いません。会話は問題なく続きます。

    仕事の愚痴を話しても大丈夫ですか?

    一般に問題ありませんが、固有名詞を出さない、解決を求めない、一度出したら別の話題に移る、という形にしておくと双方に負担が少なくなります。

    込み入った話をしたいときは何時ごろが向きますか?

    一般に、開店から間もない時間のほうが声の届く範囲が狭く、落ち着いて話せます。当店は21:00開店、毎週水曜が定休です。

    前回話しすぎた気がします。次に行きづらいでしょうか。

    スナックの会話はその場で流れるもので、蒸し返されることはまずありません。気になるなら一言触れておけば十分です。

    スナック ジュゴン西荻窪駅徒歩1分

    明朗会計。サービス料などはいただきません料金システム / はじめての方へ

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    監修: スナック ジュゴン公開

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