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スナック ジュゴン

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    スナック ジュゴン
    波模様の壁の前に並ぶ青い椅子

    一曲目の選び方 - 場を温める曲の条件

    スナックのカラオケで一曲目に何を歌うか。曲名のリストではなく、知名度・テンポ・長さ・音域という条件から考えます。一曲目が場に対して果たす役割と、外したと感じたときの立て直し方まで整理しました。

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    写真:Antonio Zugaldia from Washington, D.C., United StatesCC BY 2.0/ウィキメディア・コモンズ)

    スナックのカラオケで一曲目に何を歌うか。歌い慣れた人でも意外と迷います。個室のカラオケボックスなら好きな曲から入ればいいのですが、スナックのカラオケは店内の全員が聴いています。一曲目は自分が気持ちよく歌うためのものであると同時に、その場の空気をつくる最初の一手でもあります。ここでは具体的な曲名ではなく、どんな条件を満たす曲が一曲目に向くのかを考えます。

    一曲目が場に対して果たすこと

    一般に、スナックのカラオケでは誰かが最初にマイクを取るまで、店内は会話の時間が続いています。その流れを音楽の流れに切り替えるのが一曲目です。だから一曲目には、うまいかどうかとは別の役割があります。

    ひとつは「ここから歌っていい時間ですよ」という合図になること。誰も歌っていない状態は、歌いたい人にとって入りにくいものです。誰かが一曲入れると、次の人が入れやすくなります。二つ目は、その日の店内の音量や雰囲気の基準をつくること。静かな曲から始まれば落ち着いた夜になりますし、テンポのある曲から始まれば賑やかになりやすい。三つ目は、歌った本人が場に馴染むこと。一曲歌い終えると、聴いていた人との間に共通の話題が生まれます。

    逆に言えば、一曲目に完成度は求められていません。場が動き出すことのほうが、歌の出来より大きい効果を持ちます。

    知られている曲を選ぶという考え方

    一曲目に向く条件としてまず挙がるのは知名度です。これは「有名な曲のほうが上手に聞こえる」という話ではありません。聴いている人が知っている曲だと、聴く側にやることが生まれるからです。

    知っている曲なら、サビで小さく口ずさめます。手拍子のタイミングも自然に分かる。曲名を見て「懐かしい」と反応することもできます。聴き手が黙って座っているだけの時間が短くなるほど、場は温まりやすくなります。

    一方、知らない曲は聴き手が反応の手がかりを持てません。もちろん誰も知らない曲を歌ってはいけないということではなく、それは二曲目以降の楽しみとして取っておける、という順番の話です。一般に、自分の得意な曲や思い入れの深い曲は、場が温まってからのほうが受け止められやすいと言われます。

    なお、知名度の中身は店によって違います。幅広い年代が集まる店では、特定の世代だけが知る曲より、世代をまたいで残っている曲のほうが当てはまりやすい。その日の顔ぶれを一度見てから決める、というのが実際のところです。選曲全般の考え方はスナックのカラオケマナーにもまとめています。

    テンポの速さと場の空気

    一曲目のテンポについては、二つの考え方があります。

    ひとつは、速い曲で一気に場を上げるという発想。ただしこれは、店内がすでにある程度賑やかなときに効きます。まだ会話が続いている静かな時間帯にテンポの速い曲を入れると、音量の落差が大きすぎて、聴く側が切り替えられないことがあります。

    もうひとつは、中くらいのテンポから入るという発想です。会話の邪魔になりすぎず、しかし場の空気は確かに変わる。一曲目としてはこちらのほうが外しにくいと言われます。速い曲は場が上がってきてからのほうが乗りやすい。

    曲の長さも空気に関わります。一般に、長すぎる曲は一曲目には向きません。多くのスナックでは一曲ずつ順番に回すのが基本なので、最初の一曲が長いと、全員が一巡するまでの時間が伸びます。短めの曲で一巡を早く回したほうが、店内全体が参加している感覚になりやすい。

    自分の音域を確かめる機会

    一曲目には、実務的な役割もあります。その日の自分の声と、その店の音響を確かめることです。

    同じ曲でも、店が変わればスピーカーの位置もエコーのかかり方も違います。声の出方も、その日の体調や話していた時間の長さで変わります。一曲目から高いところまで振り切る曲を選ぶと、声が出ていないことに歌い始めてから気づく、ということが起こります。

    そのため、一曲目は自分の音域の中ほどで歌える曲、キーを下げなくても最後まで届く曲にしておくと安全です。そこで音の返り方が分かれば、二曲目からは遠慮なく選べます。一般に、音量やエコーの調整は店の方に任せるのが通例なので、気になれば「少し下げてもらえますか」と伝えれば対応してもらえます。

    原曲キーにこだわる必要もありません。下げて余裕を持って歌ったほうが、聴いている側には落ち着いて聞こえます。

    外したと思ったときの立て直し

    条件を考えて選んでも、一曲目が思ったほど響かないことはあります。誰も知らない曲だった、テンポが場に合わなかった、声が出なかった。どれもよくあることです。

    このとき一番よくないのは、途中で切り上げてしまうことです。一般に、歌い出した曲は最後まで歌い切るほうが場は収まります。途中で止めると、聴いていた人が拍手のタイミングを失います。出来がどうであれ、終われば拍手が来る。それがスナックのカラオケの形です。

    立て直しは二曲目でできます。静かすぎたと感じたなら次は少しテンポを上げる。知られていない曲だったと感じたなら次は世代をまたぐ曲にする。一曲分の情報があるぶん、二曲目は選びやすくなっています。

    そして、外したと思っているのはたいてい本人だけです。聴いている側は上手下手や選曲の妥当性を採点しているわけではありません。誰かが歌っている時間そのものが、店内の時間をつくっています。歌わずに聴く側で過ごすのも同じくらい自然な選択で、その日の気分で決めて構いません。

    当店のカラオケは1曲200円です。カウンター8席の店なので、一曲目のマイクは思ったより早く回ってきます。何を歌うかは、席に着いて店内の顔ぶれを見てから決めてください。

    なお、当店は喫煙目的店のため、20歳未満の方はご入店いただけません。

    よくあるご質問

    スナックのカラオケで一曲目は何を歌えばいいですか?

    曲名よりも条件で考えると選びやすくなります。一般に、多くの人が知っていて、長すぎず、自分の音域の中ほどで歌える曲が一曲目に向くとされています。

    一曲目は速い曲とゆっくりな曲のどちらがいいですか?

    店内がまだ静かなら、中くらいのテンポから入るほうが外しにくいと言われます。テンポの速い曲は、場が温まってからのほうが乗りやすくなります。

    歌ってみて場に合わなかったときはどうすればいいですか?

    途中で止めず最後まで歌い切るほうが場は収まります。テンポや知名度は二曲目で調整できるので、一曲目の結果を手がかりに選び直してください。

    一曲も歌わなくても大丈夫ですか?

    問題ありません。聴く側で過ごすのも同じくらい自然な選択です。その日の気分で決めてください。

    スナック ジュゴン西荻窪駅徒歩1分

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    監修: スナック ジュゴン公開

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